現代病であるストレートネック。改善方法をご紹介

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パソコンやスマートフォンなどのインターネットが定着した頃から、「ストレートネック」という言葉が一般的になりました。

今回はそんな現代病とも言えるストレートネックの原因や改善方法についてご紹介します。

 

■ストレートネックとは?

ストレートネックとは、名前の通り「首が真っ直ぐ」「頸椎(けいつい)が正常なカーブを描いていない」状態を意味します。頸椎の周囲には神経や骨、筋肉が密集しているため、骨格や筋肉の位置が少しでもずれてしまうと、肩こりや頭痛などの自覚症状が出てきます。

 

人間の体にはバランス機能が備わっているため、不適切な姿勢になっている場合は一箇所にかかる負担を広い範囲に分散させようとします。

首(頸椎)のような細いパーツに「重い頭を支える」という大きな負担がある場合は、近くの箇所である肩に負担を分散させようとします。この状態が悪化することで、肩も負担を分散させようとして楽な姿勢をとるようになり「巻き肩」に発展してしまうのです。

この巻き肩とは、肩を内側に巻いたような状態で、四十肩・五十肩でもないのに腕を真上に上げにくいといった症状があります。

 

・ストレートネックになりやすい行動

長時間にわたり、前かがみになる・うつむいている姿勢が続く生活習慣は、ストレートネックになりやすい傾向にあります。

例えば、以下のような行動がストレートネックになりやすいでしょう。

 

  • デスクワークが多い
  • 1日にスマートフォンを見ることが多い
  • 毎日車を運転する
  • 読書をすることが多い

 

このような行動は、視線が下向きやすいため猫背になってしまいます。すると、顔とあごが前へ突き出たような姿勢となります。長時間筋肉を動かさないことで筋肉が緊張し、頚椎が前方へ引っ張られてしまい徐々にストレートネックになっていくのです。

 

■ストレートネックを改善するおすすめのルーティーン

ストレートネックが悪化すると、頭の重みがすべて首の付け根にのしかかり、首や肩周辺の神経や血管が圧迫される状態となります。筋肉疲労による筋肉のコリの症状が痛みに変わり、さらには頭痛や吐き気、めまいなどの症状になるケースもあります。

ご自身でトラブルはないと思っていても、デスク作業などが多い方はストレートネックになりかけていることも少なくありません。定期的にケアしておくことで予防することが可能です。

 

  • 就寝前

・就寝1時間前までにぬるめのお湯につかり、体の芯から温める

・お風呂あがり、または就寝1時間前までに肩周りのストレッチ、凝りやすい箇所をもみほぐす

 

就寝の1時間前までに上記のように血流を促進させることで、体内深部の温度が上がります。これは、ストレートネックを改善する他にリラックスしてスムーズに入眠ができる効果もあります。

 

  • 日中

・パソコンを見る角度を調整する

・スマートフォンを見る時の姿勢に気をつける

 

上記のように、まずは日々の姿勢を見直してみましょう。

 

・ストレートネックを改善するストレッチ

ここでは、ストレートネックを緩和させるストレッチをご紹介します。ご自宅やオフィスでも気軽にできるストレッチなので、参考にしてみてください。

 

⑴背筋を伸ばして正面を向き、顎を引く。

⑵その状態のまま両手で顎の先を持ち、後ろに押す。

⑶顎から手を離し、天井を見るように首を上に上げて5秒間キープする。

 

このストレッチを毎日行えば、ストレートネックを少しずつ改善・予防することが可能です。特に、デスクワークの方は30分ごとに行うことが望ましいでしょう。また、ご自宅であればこのストレッチの前にホットタオルを首に一周巻いて5分程度温めてから行うと、筋肉の血行促進ができ、より効果を高めることができます。

ただし、症状によってはストレッチでは改善できない場合があります。ひどい痛みを感じる場合は、医療機関へ相談しましょう。

 

■寝具を見直そう

ストレートネックには、姿勢が関係しているということがわかりました。ストレートネックからくる肩や首のコリは、寝姿勢が関係しているかもしれません。

枕やマットレスを見直すことで理想的な寝姿勢を維持することが可能です。

 

良い枕の条件は、ご自身の体に合った高さ・形状です。

 

・大きさ

寝返りをしても頭が落ちず、肩先までしっかり支えてくれる枕を選びましょう。理想的なサイズは横幅60センチ以上のものです。

・硬さ

リラックスできるかどうかを実際に試し、お好みの硬さを選んでください。熱がこもらず、通気性の良いものがオススメです。洗濯できる素材のものを選べば衛生面でも安心でしょう。

 

  • マットレス

立ち姿勢の状態に近い寝姿勢が理想的です。

 

・サポート力

背骨が仰向けではS字ライン、横向きでは直線ラインになるような寝姿勢が理想的です。マットレスには、このように適切にサポートする力が必要です。

 

・体圧分散

柔らかすぎるマットレスを選ぶと、腰やお尻など体の重い部分が沈み込みます。反対に硬すぎる寝具を選ぶと、体の凸部で全身を支えることになります。適度に体が沈み、十分に体圧を分散するマットレスを選びましょう。

 

■まとめ

ストレートネックは、肩・首のコリを発症させます。また、これらが悪化するとめまいや吐き気などのリスクも。姿勢や睡眠など日々の行動を意識することが大切です。

現在ストレートネックや体のコリにお悩みの方は今回ご紹介したストレッチや日常のルーティンを実践してみてください。